7/6 相続・遺言相談事例63

Q:自分だけ相続放棄をしたいと思っています(和歌山)
はじめてご相談します。先月和歌山の実家に住む父が亡くなり相続人調査をしたところ、相続人は母と私と弟の3人でした。私は東京在住ですが、現在は遺品整理などもあるので和歌山にしばらく滞在しています。相続手続きは、遺産相続の他にも色々あって正直うんざりしています。父の所有していた財産としては、和歌山の実家などといった不動産がありますが、どうやら父には負債もあったようです。私と弟はあまり仲が良くないだけでなく、私だけ東京に住んでいるということもあり今後の手続きを考えると面倒に感じています。自分だけでも相続放棄をしようかと思っているのですが、一人だけ相続放棄することは可能でしょうか。(和歌山)

A:相続人はご自身の相続についてそれぞれ決めることが出来ます。
遺産相続では、相続人それぞれが相続放棄するかどうか決めることが出来ます。相続放棄を行う場合は、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述書を出すことになるため、ご相談者様の場合は、お父様の住民票の住所地である和歌山の家庭裁判所になります。なお、もしご相談者様が相続放棄を選択されるようでしたら、相続放棄には期限があるという事に気を付けてください。相続放棄の申請は「相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内」です。ただし、相続放棄は一度手続きをしてしまうと撤回することができなくなるため、財産調査を終え、被相続人の財産が明らかになってから決めることをお勧めします。一度相続放棄の手続きをしてしまうと被相続人に負債があったとしても、最終的に財産がプラスになった場合、再び相続人となることはできません。申請の期間が短いからと焦らずに、相続放棄を検討する場合は慎重に進めるようにしましょう。

相続放棄のみならず、被相続人の財産調査や相続手続きについてお困りの方、また被相続人のお住いと離れた地域にお住いで、やり取りが負担とお感じる方はぜひ相続の専門家にご依頼ください。煩わしい相続手続きを専門家に任せることで、ご遺族の皆さまはご自身の日常生活を今まで通り送ることが可能となります。

和歌山相続遺言まちかど相談室は、相続手続きの専門家として、和歌山エリアの皆様をはじめ、和歌山周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
和歌山相続遺言まちかど相談室では、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、和歌山の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。和歌山相続遺言まちかど相談室のスタッフ一同、和歌山の皆様、ならびに和歌山で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

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