12/4 相続・遺言相談事例67

Q:父の遺言書で遺言執行者に指定されていました。私は何をすればいいのか、司法書士の先生に教えていただきたいです。(和歌山)
先日亡くなった父の遺言書のことで司法書士の先生にお尋ねしたいことがあります。
私は和歌山に住む40代女性です。父は先日、長らく入院していた和歌山の病院で息を引き取りました。父の遺言書は公証役場に保管されていると知っていたので、相続人である母と一緒に和歌山の公証役場に行き、遺言書を確認したのですが、その遺言書の中に遺言執行者は私だという内容が書かれていたので戸惑っています。
遺言書の存在については父から事前に聞いていましたが、遺言執行者については何も知らされていませんでした。病気がちの母を案じて私を遺言執行者にしたのだろうというのは理解できるのですが、遺言執行者だと突然言われても何をすればいいのか分かりません。司法書士の先生、私はどうしたらいいでしょうか。(和歌山)

A:遺言執行者の役目は、遺言書の内容を実現させるために相続手続きを進めることです。
和歌山相続遺言まちかど相談室へお問い合わせいただきありがとうございます。

遺言執行者とはその名のとおり遺言書の内容を執行する人物のことです。遺言書の中で遺言執行者に指定された人は、その遺言内容を実現させるために、相続財産の管理や名義変更などさまざまな相続手続きを行う権利義務を有することになります。

ただし、遺言執行者に指定された人は必ず就任しなければならないわけではありません。指定された方が遺言執行者に就任するかどうかは、ご自身の意志で自由に決定することが可能です。遺言執行者に就任する前であれば、相続人に辞退の旨を伝えるだけで就任を断ることができます。遺言執行者に就任した後は、ご自身の意志だけでは辞退ができなくなってしまうのでご注意ください。もし途中で遺言執行者を辞めるのであれば、家庭裁判所に申立てる必要があります。そして家庭裁判所が総合的に考慮したうえで、遺言執行者の辞任を許可するかどうかを判断します。

和歌山相続遺言まちかど相談室では和歌山の皆様の遺言書に関するご相談も承っております。今回のように遺言執行者に指定されたがどうすればいいかというご相談や、相続手続きが進まないから遺言執行者を立てたいというご相談も和歌山相続遺言まちかど相談室にお任せください。和歌山の皆様の相続手続きが円滑に進むよう、和歌山相続遺言まちかど相談室の司法書士がお手伝いいたします。
またこれから遺言書を作成したいとお考えの和歌山の皆様も、和歌山相続遺言まちかど相談室がサポートいたします。初回のご相談は無料でお受けしておりますので、和歌山の皆様はどうぞお気軽にお問い合わせください。

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