【相続・遺言相談事例23】
Q:亡くなった父から相続した不動産の名義変更をしたいので教えてください。(和歌山)
私は和歌山市内に住む50代の会社員です。先月、同じく和歌山市内に住む父親が亡くなりました。
葬儀を終わらせ、今は相続に関する手続きを始めているところです。相続を進めるにあたり、和歌山市内にある複数の父名義の不動産を私が相続することになりました。
面倒な手続きはすぐに終わらせたいので、それらの父名義の不動産を早急に自分名義に変更したいのですが、初めてのことですので手順が分かりません。
不動産の名義変更の手続きはどのような流れになるかを教えていただけますでしょうか?(和歌山)
A:不動産を相続した際の名義変更手続きの流れをご説明します。
遺産分割協議等が終わり、各相続人の受け取る財産が明確になっても相続手続きは完了していません。
亡くなったお父様の財産を引き継ぐには名義変更手続きを行い、自分に所有権を移す必要があります。たとえすぐに売却したい場合でも、まず名義変更手続きを行います。
相続した不動産の名義変更手続きの大まかな流れは以下のようになります。
1:相続人全員を集め、遺産分割協議を行います。相続した不動産の分割方法が決まったら、遺産分割協議書を作成し、相続人全員で署名と実印で押印をします。
2:名義変更の申請の際添付する書類を整える(例えば、法定相続人全員の戸籍謄本、名義変更する不動産の固定資産評価証明書、相続関係説明図など)。
3:登記申請書の作成をする。
4:法務局に必要書類を提出して名義変更の申請をする。
以上の流れにしたがって、ご自身で名義変更の申請をすることもできますが、例えば法令上の専門的知識が必要なケース(相続人に行方不明者がいる場合や未成年者がいる場合等)や、遺産分割協議をどのように進めればよいかなど、専門家に頼った方がスムーズにいくこともあります。
相続は人生において何回もあることではありませんので、不慣れなのは自然なことです。
また必要な添付書類を集めるためのお時間をとることが難しい方や登記申請書の作成、法務局での手続きなど、ご自身で申請することに不安がある方もいらっしゃるかと思います。
そういった方は専門家に依頼することも可能です。また、専門家に依頼をした方が名義変更の手続きを迅速かつ確実に進められます。
和歌山相続遺言まちかど相談室では相続財産の調査や戸籍の収集などから不動産の登記まで相続手続きに関するお手続きの対応が可能です。
和歌山での遺産相続に関してご相談実績の多い和歌山相続遺言まちかど相談室では、遺産相続業務に特化した司法書士と行政書士が在籍し、円満に遺産相続が進むよう親身に対応させていただきます。
和歌山相続遺言まちかど相談室は和歌山県庁前に事務所を設けております。ぜひ一度お気軽に和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談へお越しください。