相談事例2
自分たちで相続手続きを進めることは可能でしょうか?(和歌山)
Q:父が他界し相続が発生したので質問です。私には和歌山の実家に暮らす両親と県外に住む弟が一人おります。先日父が他界し相続が発生しました。相続人は母と私達兄弟のみで、皆仲も良いので特に複雑な事もなく手続きを進められると思っています。
私達兄弟は既に実家を出てそれぞれに生活をしているので、実家はそのまま母に相続してもらう予定です。その他の遺産も銀行の預金くらいでその他にはないのではないかと思っています。そのような状態なので父も特に遺言書を残していませんでした。
このまま自分たちで相続手続きを進めることは可能でしょうか?(和歌山)
A:相続人がご自身で相続手続きを進めることは可能です
相続手続きは誰もが何度も経験することではなく、一般の人にとって難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。またそのような事由で専門家に依頼する方も多くいらっしゃいます。ただ、一般の方がご自身で相続手続きが進められないわけではなく、ご自身で手続きをすることは可能です。
参考までに、下記に相続手続きを専門家に依頼した方が良い事例をご紹介します。
被相続人によっては相続手続きの際に必要となる戸籍の収集に手間がかかる方がいらっしゃいます。
相続人が把握していない被相続人の負債が後に発覚する場合があります。
戸籍収集の結果、面識のない相続人が現れる場合があります。
ご相談者様の場合、相続人同士の揉め事はないと思われますが、相続財産の把握がされていない状態ですので、家族がご存じではない預金以外の財産(株式等)を所有している可能性もあります。
相続手続きには期限のある手続きもあります。いざ手続きを始めてみると、後々になり相続人や遺産の調査をしなかったことで、相続手続きの期限に間に合わないという事態になっては困ります。(もし把握していない負債が発覚し、相続放棄をしたい場合、相続放棄の手続は3か月以内の期限がありますので、それまでに相続放棄をする必要があります。その他にも、相続税の支払いは10か月以内と決められており、それを過ぎてしまうとペナルティーが発生してしまいます。)
費用面の懸念をされている方は財産調査や戸籍収集のみを専門家にお願いすることもできますので、部分的に専門家にお願いするという手もあります。
相続手続きについてご心配やお困りごとがある方で和歌山にお住まいの方でしたら、和歌山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談をご利用いただければ、初回は無料のご相談で相続手続きについてのご案内を丁寧にさせて頂きます。お気軽にご相談ください。